活動

エスキューブ知財ニュース2024年9月号

エスキューブ知財ニュース2024年9月号をお届けします。

エスキューブ知財ニュースは、知財実務に直結する制度や改正法の情報に関する「今月のヘッドライン」と、医薬品分野のトピックに関する「医薬品知財情報アップデート」等の構成にて毎月発行の予定です。

━━Contents━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

[] 「特許行政年次報告書2024年版」が公表されました

[2] 医薬品知財情報アップデート
■医療用後発医薬品として64品目が承認
■米地裁がノバルティスの仮処分申請却下、心不全後発薬の発売巡り
■カイオム・バイオサイエンス、ヒト化DLK-1抗体・レンバチニブ併用に関する特許を取得

[3] 医薬品審決情報

[4] 先発対後発医薬品の特許係争最前線

[5] セミナー情報

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

[] 「特許行政年次報告書2024年版」が公表されました

特許庁は、特許行政年次報告書2024年版〜知的財産の動向と特許庁の取組〜を公表しました。

知的財産をめぐる国内外の動向と特許庁における取組について取りまとめた内容です。

国内外の出願・登録状況・施策などの統計情報から「量から質への知的財産戦略」「グローバル化」「特許審査の迅速化」などの動向が把握できます。

▼詳しくは「特許行政年次報告書2024年版」をご覧ください。
https://www.jpo.go.jp/resources/report/nenji/2024/index.html

[] 医薬品知財情報アップデート

医療用後発医薬品として64品目が承認

厚生労働省は8月15日付の事務連絡において、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第14 条の4第1項に基づき医療用後発医薬品として、64品目を承認したと発表しました。
イグザレルト(リバーロキサバン)後発品は6社が承認取得、さらに、エリブリンメシル酸塩事件(東京地判令和4年8月30日,令和3(ワ)13905号,知財高裁判令和5年5月10日,令和4(ネ)10093)で話題となったエリブリンメシル酸塩静注液1mg「ニプロ」が承認されています。

▼詳しくは「厚生労働省医薬局医薬品審査管理課 事務連絡」をご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T240815I0010.pdf

米地裁がノバルティスの仮処分申請却下、心不全後発薬の発売巡り

スイスの製薬大手ノバルティスが後発薬メーカーのMSNファーマシューティカルズにノバルティスの心不全治療薬「エンレスト」の後発薬を発売しないよう求めて仮処分を申請した問題で、米デラウエア州連邦地裁は、ノバルティスの申し立てを却下しました。

▼詳しくは「米地裁がノバルティスの仮処分申請却下、心不全後発薬の発売巡り」(ロイターニュース記事)をご覧ください。
https://jp.reuters.com/economy/industry/HW7FS6INRFP2JEXP6WCFDWZAVE-2024-08-13/

カイオム・バイオサイエンス、ヒト化DLK-1抗体・レンバチニブ併用に関する特許を取得

株式会社カイオム・バイオサイエンスは開発を進めているがん治療用候補抗体ヒト化DLK-1抗体に関する特許出願が特許査定を受領したと公表しました。肝がんゼノグラフトモデル(Hep3B)において強い腫瘍増殖抑制及び腫瘍縮小効果が確認されているもよう。

▼詳しくは「ヒト化DLK-1抗体・レンバチニブ併用に関する日本における特許査定についてのお知らせ」(ニュースリリース)をご覧ください。
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/45830/b874765c/519e/4d76/9e02/69081e4fdf89/140120240813570562.pdf

[3] 医薬品審決情報

リンク付きファイルはこちら

[4] 先発対後発医薬品の特許係争最前線

弊社が注目する先発対後発医薬品の無効審判、判定請求、侵害訴訟の情報を気まぐれにアップデートしていきます。

リンク付きファイルはこちら

[5] セミナー情報

・受付中のセミナー:2024年10月29日開催(情報機構主催)
パテントリンケージの基礎、世界・日本の現状・動向・課題
来るべきパテントリンケージ転換期に備えるため、製薬関連企業・卸・商社・アカデミア・専門家・官庁等、製薬 産業に関係するすべての皆様に向け、パテントリンケージの基本と先発対後発の競争における位置づけや世界の動向を紹介しつつ、日本のパテントリンケージの現状と課題(イマココ)を分かりやすく解説いたします。
詳細・お申込はこちらをご覧ください。

・開催報告:2024年9月5日開催(JASIS2024(幕張メッセ)のトピックセミナー)
医薬品特許戦略における結晶多形とその世界動向
医薬品特許戦略における結晶多形特許の意義や活用状況と最近の訴訟や世界の動向について講演しました。
当日会場には200名もの皆様にお集まりいただきました。お集まりいただいた皆様ありがとうございました。
資料をご希望の方はこちらからご連絡ください。

*************************************************************************
発行元 エスキューブ株式会社/国際特許事務所
〒105-0001 東京都港区虎ノ門5丁目12番8号 クローバー神谷町601
Tel 03-6712-5985  Fax 03-6712-5986
Email info@s-cubecorp.com
Website  www.s-cubecorp.com
*************************************************************************

本エスキューブ知財ニュースの無断転載はご遠慮下さい。

ニュースの記載内容については正確を期しておりますが、弊所は、利用される方がこれらの情報を用いて行う一切の行為について責任を負うものではありません。

関連記事

  1. TAIWANESE IP NEWS vol.30
  2. CHINESE IP NEWS vol.16
  3. TAIWANESE IP NEWS vol.22
  4. TAIWANESE IP NEWS vol.7
  5. KOREAN IP NEWS vol.2
  6. 医薬品特許戦略ブログ 第12回:韓国のパテントリンケージ
  7. TAIWANESE IP NEWS vol.12
  8. 医薬品特許戦略ブログ 第20回:特許権者による権利行使に関わる制…

最近の活動

PAGE TOP