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『さあ、「知財英語」で話そう』は、「知財英語コミュニケーション」を身につけるためのエッセンスを紹介するコラムです。2016年10月から2017年8月まで、レクシスネクシス・ジャパンのBIZLAWにて全9編の連載をお届けしましたが、2020年にBIZLAWが閉鎖されましたので、当サイトで改めて連載することにいたします。
「知財英語コミュニケーション」って、何のことだかわかりますか?
単なる、知財英語を使ったコミュニケーション、ではありませんよ。ググっていただくと、ほとんど筆者貨幣者関連の記事しかヒットしないということからわかるように、一般的に使われている言葉ではないのです。
「知財英語コミュニケーション」とは、筆者が⽶国系企業知財部⾨での勤務経験を通して創り出した概念であり、⼀⾔でまとめるなら、企業の知財部員や弁理⼠が、海外企業、海外関係会社、あるいは特許代理⼈等とビジネスをする際に⾏うコミュニケーションのことなんです。
「知財英語コミュニケーション」誕生のきっかけになったのは、某在阪化学メーカー様(以下、X社)のご要望で2014年から始めた知財部向け英語ワークショップでした。エスキューブ株式会社を始めた2013年の秋、特許情報フェアでお会いしたX社知財部のYさんとお話しするうち、なぜだか話は筆者が外資系企業で英語を使った特許実務に苦労したとか、こんな大失敗をしたという話に・・・。するとYさん、「弊社でも英語を使った特許実務で苦労しています、その体験を伝授してくれませんか」ということになりました。当初「私の体験でよいのかしら?」と不安に思いながらも、トントン拍子に話は進み、打合せを重ねてカリキュラムを詰め、翌2014年の夏からX社知財部にて「英語ワークショップ」を開始。ワークショップの進めながら、事例を題材としたカリキュラムの試行錯誤を続ける中で、徐々に「知財英語コミュニケーション」という概念が形を帯びてきたのです。そして2016年春、X社での「英語ワークショップ」を他社の知財部の方にちらっとお話ししたら興味津々。一度詳しい話を聞かせて欲しいとのことで、説明資料を作っているときに、生まれたのです!
これが、ありそうでなかった「知財英語コミュニケーション」です。
『さあ、「知財英語」で話そう』 の誕生
その後、「知財英語コミュニケーション」という言葉を耳にした、目利き(耳利き?)のレクシスネクシス・ジャパン敏腕営業担当が、是非一度話を聞かせてください、BIZLAWで連載を、という流れで誕生したのが、「知財英語コミュニケーション」のエッセンスを紹介する『さあ、「知財英語」で話そう』です。
全9編の目次
次回は、「 第1回 知財英語コミュニケーションとは何か?」をお届けします。お楽しみに。